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2008-07-04

2008年の夏休み パリ&ハンガリー旅行記 (その2)

6月14日(土)

さて一夜明けて、ホテルで朝食をとった私は、昨夜来た道を逆戻り。
シャトルバスを利用して空港に着くと、ターミナル2のアリタリアカウンターへ。

さてパリは何回か来て、めぼしい美術館もほぼ見ているので、
出来れはハンガリーでの滞在を少しでも伸ばしたい私。
英語とイタリア語ごちゃまぜで、なんとか事情を説明し、
カウンターの職員の邪魔くさそうな態度にもめげず、
「出来れば今日(14日)、明日(15日)の出発で、
ハンガリー行きの空きを探して欲しい」と頼むが、やはり答えは
「Non ce!(無い!!)」

接客業のとる態度とは思えない、ホント~に邪魔くさそうなカウンターのお姉ちゃんの
「チッ」という舌うちにもめげず(ここで引き下がったら終わりですから・・・)、
「じゃあ帰りの便を17日ではなく18日か19日の昼を探してくれ!」と頼む。
で、ようやく見つかったのは19日の朝の便。

しかしハンガリー出発9:40でパリ着11:55。
19日の11:55にパリに着いても、その日は帰国便に乗る日、
後は20:20の出発までどうしろと言うのか??
しかもその飛行機が遅れたら、私は日本に帰る便に乗り遅れる。。。
「いつもならまあいいか~~」と楽観的に思うところなのですが、
この旅が始まる前によぎった嫌な予感が、私を用心深くさせていたのです。

「ああ、それしかないのなら、もう17日のままでいいです。」
というと固まるお姉ちゃん。
「もう予約変更しちゃったわよっ!!!!」
・・・逆ギレされる・・・。

「OKも出さないのに勝手に変更するなんて、あんたが悪いんじゃん!!」
と、こっちも怒って「元に戻して!!」と言うが、
どうも席がロックされてしまったままのようで、
今キャンセルしたばかりのはずの17日の便の空席は反映されてこない。

自分が勝手に変更したくせに、開き直ったお姉ちゃんは、
イタリアのバーリにあるというコールセンターに電話しろと言って
電話番号のメモを押しつけただけで後は一切取り合おうとしない。

こういう職員の態度には、今までも泣かされていたけど、本当に最悪
まあこっちも英語もイタリア語もちゃんと喋れてるわけじゃないけど、
一応、客だし!!
無料航空券だからって、お金払って無いって、ぞんざいに扱うけど、
このチケット貰うまでには、
どんだけアリタリアにお金払って乗ってると思うのさ!!!
(それに今回、税金とオイルサージで17,000円もかかってるし!!)

と、日本語が通じるなら言ってやりたかった私です・・・(泣)

ああ、今回の旅は呪われているのか!?
さすがに疲れていた私は、これ以上は時間の無駄だと、ここでの交渉を諦め、
最悪は、翌日友人と合流してから、英語の堪能な友人に頼んでバーリに
電話してもらうことにして、パリ市内に向かうことに決めました。

ホテルを予約してしまおうとインフォメーションを訪れ、
希望のエリアを伝えて、何件かホテルを紹介してもらうのですが、
最低で85ユーロ!!日本円にして15,000円位です!!
「ひえ~~、さすがパリのホテルは高い!!」
その中からとりあえず空港からのRER(電車)路線か、
地下鉄への乗り換え1回位で、駅から近い所を探し、
モンパルナスエリアの85ユーロのホテルで何とか妥協。
615

ようやく昼過ぎにホテルに着いたものの、チェックインは14:00からと言われ、
仕方なく荷物だけ預け、観光に出かけることに。


まずこれからの予定を立て直すため、
ホテル近くのスタバで軽い昼食をとりがてらガイドブックを見ていると、
徒歩5分くらいの所にブルーデル美術館を発見。
ブールデル(1861-1929)は特に興味のある作家ではなかったので、
たいした予備知識は持ち合わせていないけれど、
これも何かの縁と、とりあえず行ってみることにしました。

ブールデル美術館も昨年訪れたロダン美術館と同様、
個人の邸宅を美術缶に改築したものらしく、閑静な住宅街の一角にある。
入場料を支払って美術館の中に足を踏み入れたとたん、
「あ、ここに来て良かった!」と言う気になる現金な私。

その明るくも静謐な空間にたたずむ力強い彫刻やレリーフ。
緑豊かな庭のそこかしこにもブロンズ作品が配置されていて、
伸びやかなブールデルの作品がとても映えている。
作家自身のアトリエも保存されていて、作家の息遣いが聞こえるよう。
06141 アトリエ

ブールデルと言えば一番有名なのはこの作品ではないかと思います。
美術の教科書などで目にした方も多いのではないでしょうか?
06143 「弓を射るヘラクレス」

ブールデルはロダンの弟子だったそうで、初期の作品は確かにロダンっぽい。
でも後半の作品にみられる、単純化された曲線や人体のディフォルメは、
やはり彼が20世紀の彫刻家だったという印象を強くするのでした。
06144


すっかり落ちていたテンションを、ブールデル美術館で一気に引き上げた私が、
足取り軽く向かった先は・・・何とお墓!
有名人が多く眠っているというモンパルナス墓地です!
06145 お墓の入口

勿論ここも最初からの予定には入っていなかったわけですが、
まあ次の目的への道すがらと言うか、大学時代の恩師が、
長年イタリアの墓地について研究していらっしゃったので、
私もこの機会にパリの墓地がどんなものか見てみようという気になったのでした。

しかしお墓自体は予想していたよりシンプルなものが多く、
派手な彫刻で飾りたてられているものはほとんどありません。
しかもここに葬られている有名人にはいったい誰がいるかという
予備知識もなく来てしまったので、ボーボワールとサルトルが
一緒の墓に眠っているのが感慨深かったくらいで、
単なる散歩になってしまったのは残念でした。

今度はお墓散策の為のマップを準備して行かなくては。。。


さて次の訪問地はリュクサンブール公園近くのザッキン美術館。
ロシア生まれの彫刻家ザッキンとその妻が1928年から1967年まで過ごした、
アトリエ兼住居が、当時の面影を残しつつ美術館となっているそうなのだが、
入口が細い路地の奥にあって分かりにくく、うっかりすると通り過ぎてしまいそう。
エントランスをくぐるとまず目に入る庭には、ところどころに作品が置かれており、
周囲の緑と作品がとても調和していて、素敵な空間を構成していました。

建物の中に入り、入場料を払うために財布を出そうとすると職員が首を振ります。
何とここは無料でした!!
え~~、こんな素敵な場所なのに、無料でいいの~~??
わ~~い!っと、大喜びする私。(安上がりなやつです・・・)
06148

ザッキンはキュビズムの彫刻家として知られているそうですが、
入口付近で目にしたブロンズ作品はイタリアの未来派の作品に似ているような気も・・・。
奥にある木の彫刻は何となく東洋的で、日本の円空の作品や、
彫刻ではないのですが、棟方志功を思い起こさせました。
06147

まあ元々私はそれほど彫刻や現代美術には詳しくないので、代表作を少し見た事が
ある程度でしたが、今回まとまった量の作品を見て、意外と気に入りました。
美術館自体もすぐに見て回れる、本当に小さな美術館なのですが、
とても落ち着けるいい美術館だったと思います。


多くの作家の、傑作と言われる作品を大量に展示する巨大空間、
ルーブルやオルセーは、文句なく素晴らしい。
でもこうした、ブールデルやザッキン美術館のような、
たった一人の作家の為にある空間を共有する体験というのは、
また違った趣があって素晴らしいと思う。
そしてこうした小規模ながら個性溢れる美術館が多く存在する事が
パリの魅力なのだ・・・と、改めて実感したのでした。


美術館を後にしたのは5時過ぎ。
この時間からどこか他の美術館に行くのはさすがに無理。
でもこの時期のパリはまだまだ明るい日差しが照りつけています。
このままホテルに帰るのも何なので、ちょとカフェで一休みして、
リュクサンブール公園を散策することしました。

さすが日曜の午後だけあって、
子供がいっぱい!ファミリーがいっぱい!
パリに来てこんなに子供が集団で遊んでいるのを見るのは
初めてかもなあ・・・というくらい走りまわっています。

そしてここでもなぜか彫刻鑑賞!
06142 謎の巨大な顔が!!!
06143 大人気です・・・。

他にもそこかしこに古典彫刻や現代彫刻、そして元祖自由の女神像まで、
何だか彫刻ばかり鑑賞したパリ観光初日でした(苦笑)

一人でレストランに行く気にもなれず、帰りにスーパでバゲット、
チーズ、ハム、サラダ、そしてワインを買い込みホテルで夕食。

一人旅、気楽だし嫌いではないのですが、
夕食を一人で食べるのはやっぱり寂しいですね・・・。
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comment

管理者にだけメッセージを送る

大変でしたね~

聞けば聞くほど大変だったんですね~。
私ゃそんなトラブルには絶対対応できません!!
アリタリアカウンターのお姉ちゃん、
そんな冷血人間は、冷房病にでもなっちゃえ!

でもまやさん、気持の切り替え早っ!
あちらの美術館は撮影OKで太っ腹ですね。

>阿吉さんへ

アリタリアに限らず、外国では
「日本じゃありえね~~っ!」な接客態度によく出会いますが、
今回は状況が状況だけに、さすがにキツかった・・・。

>気持の切り替え早っ!

まあ、短い夏休みですから・・・、楽しまないとね!

>あちらの美術館は撮影OKで太っ腹ですね。

フラッシュさえたかなければ、まあ、うるさく言われないですね・・・。
プロフィール

まや

Author:まや
読書、映画&ドラマ鑑賞、旅行、お絵描きが趣味。
ジャンルとしては歴史、文学、美術が好き。
今までヨーロッパが興味の対象だったのが、最近はユーラシア大陸を東進して中国に興味津々です。

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