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2008-03-29

『夜半歌聲 -逢いたくて、逢えなくて』

中国旅行仲間の友人がDVDを貸してくれたので、見てみました。
なかなか面白かったです。

yahan

監督: 于仁泰(ロニー・ユー)
製作年/国:  1995/香港
上映時間: 98分

主演は張國榮(レスリー・チャン)、
ヒロインは、たくいたさんが今最も気になっているに違いない女優(笑)、
『大漢風』の呂雉役、そして昔、小龍女役もやっていたらしい、呉倩蓮(ン・シンリン)
他、出演は黄磊(ホアン・レイ)等

この『夜半歌聲』、30年代の北京を舞台に、
『オペラ座の怪人』を基に描かれたラブストーリーなのですが、
1937年に上海で作成された馬徐維邦監督の映画、
『夜半歌聲』のリメイクでもあるそうなので、
映画の時代設定はオリジナル版の製作年に合わせているようです。
(まあ、このストーリーは、現代に置き換えるのはかなり無理があるでしょうし・・・)

『オペラ座の怪人』というと、
アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル(1986年初演)の舞台や
2004年製作の映画の印象が強いと思うけど、
元々はフランスのミステリー作家、ガストン・ルルーの小説で
何度も映画化、舞台化されています。

私はミュージカルは残念ながら見ていませんが、
2004年版の他に、イタリアのホラー映画監督、
ダリオ・アルジェントの作品もテレビで見たことがあります。

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さて、ストーリーですが・・・、

1936年の北京。
現在は燃え尽き、廃虚と化した劇場に、小さな旅回りの一座がやって来た。
1人の若い劇団員ウェイチェン(黄磊)は朽ちかけた劇場の奥へ足を踏み入れ、
そこで見知らぬ美しい女を見かけ、劇場に響く哀しい歌声を聞く。
彼は、劇場の管理人、マー老人に昔ここで何があったのかを問いかけた。

マー老人は10年前の、この劇場を設計者でもあり、
斬新で華麗な舞台「ロミオとジュリエット」で一世を風靡した役者、
ソン・タンピン(張國榮)とその恋人である、旧家の令嬢ドゥ・ユンエン(呉倩蓮)に
起こった悲劇を語り始める。

愛し合う二人は、ユンエンに横恋慕した土地の実力者、
ツァオ所長の息子シュンによって引き裂かれ、
タンピンは顔に硫酸を掛けられたうえ、劇場に火をつけられ、死んだものとされた。
無理やり結婚させられたユンエンは処女ではなかったという理由で即離縁。
実の親からも見捨てられ、かわいがっていた召使のシャオファが面倒をみていた。
正気を失ったユンエンは、満月の夜にはタンピンに会おうと劇場へやってくる・・・。


通常なら現在をカラーで、過去をモノクロ(セピアカラー)で
表現するところだと思うのだが、これは逆。
最初の1936年の現在はセピアカラーの画面で、
マー老人が過去を語るところからカラー画面になります。
あくまでストーリーの主軸はソン・タンピンとユンエンの
二人にあるということなんでしょうか。

そしてこの二人の悲しい恋の物語は
劇中劇である『ロミオとジュリエット』とリンクしており、
タンピン扮するロミオの歌う曲は映画の中でとても効果的に使われています。
(北京語の歌だけど、これ、張國榮が歌ってるのかな??)

しかし、なんだかミュージカルっぽい作りな気がするのは、
監督がロイド・ウェバー版に影響を受けているからですかね・・・??

芝居が不入りで途方に暮れるウェイチンの前に現れたタンピンは、
彼に『ロミオとジュリエット』の脚本を渡し、ロミオを演じさせます。
タンピンの助けもあり、舞台を成功させたウェイチンに、
タンピンは、怪物のような顔になってしまった自分の身代りに、
ユンエンのを慰めてくれるように頼むのですが、
そのような代役が上手くいくはずもありません・・・。

『オペラ座の怪人』では怪人が歌を教え導くのは女性で、
ヒロインへの恋慕がその動機ですが、
この映画では怪人=タンピンが指導するのは男性で、
その動機は恋人のため・・・。

しかし、気がふれて、ただただタンピンの名前を呼び続けるユンエン
(呉倩蓮の熱演で、本当に見ていて可哀想なんです!)を前にして、
顔がどうのこうのと、何をウダウダ言ってるんだ!!
このナルシストめ!!
さっさと彼女の前に姿を現して、安心させてあげようよ!!
彼女がそんな、君の顔だけに惚れたような女な訳無いじゃん!!
顔なんか気にしないって!!

と、かなりイライラしてしまった私。(苦笑)

でも自分が頼んだ事とは言え、
ユンエンが他の男(=タンピンのふりをしているウェイチン)とキスすると嫉妬して、
結局ユンエンに会いに行っちゃうタンピン。

そうだ!!さっさと会いに行ってやれ~!!(笑)


そしてクライマックス・・・。

劇場でタンピンが観衆の前に姿を現しツァオ所長と息子のシュンの10年前の罪を告発。
ツァオ父子は捕えられ、タンピンは積年の恨みを晴らし、
ユンエンと共に北京を去っていくのです。


・・・という、とってもメロドラマなお話だったわけですが、
『オペラ座の怪人』は、怪人があまりに報われなくて、
途中でヒロインが酷い奴に思えた記憶があるので、(笑)
ちゃんと復讐も遂げられて、思い合う恋人同士が結ばれる、
こっちの方が後味が悪くないし、けっこう好きでした。

ただ、最後にユンエンは苦労の結果、目が見えなくなってしうということになるんですが、
私は彼女にとってはタンピンの顔の事はそれほど重要だったとは思えないので、
別にこの設定はいらんのでは?とも思うのですが、
まあ、顔のことを気にするタンピンを気遣って、
自ら見えなくしちゃたという解釈もありかも知れませんね。

それからもう一つ、その後のタンピンとユンエンの消息を伝える一文、
これも「素直にハッピーエンドでいいじゃん派」の私としては
不必要だったと思うのですけど・・・。

もしご覧になった方がいらっしゃったら、この辺りのご意見、お伺いしたいと思います。


ちなみに、2005年に台湾で制作されたリメイクドラマもあるそうです。

yahandvd

台湾版ドラマ(視聴可能)

『夜半歌聲 逢いたくて、逢えなくて』で若き劇団員、ウェイチンに扮した
黄磊(ホァン・レイ)が監督および出演。
共演は『流星花園』の徐熙媛(バービー・スー)、
『風雲』『着信アリ2』の何潤東(ピーター・ホー)。
ストーリーはかなり変更されているようですが、ちょっと興味ありますねえ・・・。
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comment

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No title

もう随分前に見たきりなので、細かいところはよく覚えていませんが、于仁泰の作品はロマンチックで切ないですね。
張國榮あまり好きではなかったんですが、「覇王別姫」を見てから他の作品も見るようになりました。

たしかに顔気にしすぎと感じました。そこは彼が演じているからこそなのでしょうか?

呉倩蓮、薄幸の役はハマリ役です。悲しすぎます。

黄磊がまだ初々しくて印象に残っています。
でも、代役というのは辛い役回りですよね。
いい思いできそうで、結局はどうにもならないのですから。。
かえって大変です。

「オペラ座の怪人」とは別ものとして見た気がします。
何分見てから年数が経ってますので、つっこんだこと言えなくてすみません。あしからず。

No title

歌は本人ですよ~覇王別姫以降北京語に自信が出来たのか良く使ってましたね^^
今は聞くと涙が出ますね・・・

見たような…

私も、「覇王別姫」以降、張國榮出演作品、
見まくったので、「夜半歌聲」も
見たような気がするんですけど、
ほとんど覚えてないです…(^^;

「オペラ座の怪人」の方は、
劇団四季のミュージカルを見ました。
友人は隣で爆泣きしてましたが、
私は何故かピンと来なくて…
怪人のヒロインに対する逆恨みっぽい行動が
あまり好きじゃなかった気がします。
それよりはこの「夜半歌聲」の方が良かったような…

随分以前に・・・・。

観たと思うのですが、あまり印象に残っていなくて・・・。
今日、早速、近所のレンタル屋さんに行きました。
・・・・が・・・・
確実に昔、あったはずなのに・・・ない・・・(泣)

明日、他のレンタル屋さん、あたってみるつもりです。

何か、全く答えになっていないコメントで、すみません・・・・。

2004年版のミュージカル映画、オペラ座の怪人は、印象に残りました。
この映画では、ファンタムの哀しさが、しみじみ残ったのですがね・・・。

No title

今日、「大漢風」の「漢王即位」まで観て、ますますン様の演技に、ひきこまれそうです。アハハ

今、一番、注目の女優さんです。たくいた的には。檀れいさんと違う意味で。アッハッハ

ン様が出てるなら、ちょっと観てみたい一作ですね。

>すー・すーすさんへ

>于仁泰の作品はロマンチックで切ないですね。

于仁泰の作品は初めて見たのですが、他の作品も見てみたくなりました。

>顔気にしすぎ・・・そこは彼が演じているからこそなのでしょうか?

実は私もそうじゃないかと思いました~。
呉倩蓮は、ちょっと怖そうな最近のイメージしかなかったので、
私的にはこの役、かなり衝撃的でした。(笑)
黄磊も初々しくて、青臭い感じがこの役にピッタリでしたし、
キャスティングがわりと上手く行った映画なのかもしれませんね。

>小旻さんへ

わー、教えてくれてありがとう~~!
すごーく、気になっていたんですよ。
歌は張國榮本人だったんですね!
さすがに上手い!!

>阿吉さんへ

さすが!
劇団四季のミュージカル見たんですねー。
ストーリーはともかく、曲は大好きです。

>怪人のヒロインに対する逆恨みっぽい行動が
あまり好きじゃなかった気がします。

よく考えたら怪人、かなりやばいストーカーですもんね(^^;

>Dさんへ

>確実に昔、あったはずなのに・・・ない・・・(泣)

けっこうレンタル屋さんって、ちょとマイナーな映画は
入れ替わりが激しくてすぐなくなっちゃうんですよね~。
アジア映画なんかは、いつか借りようとか思ってたら、
なくなってる可能性大です・・・。

>たくいたさんへ

「大漢風」、「漢王即位」までいきましたかー、
最終話、近々お渡ししますね。

私はこの映画でも、かなりン様の演技にひきこまれましたよ。
ものすごい熱演でした!!

どんな小龍女だったのか、益々気になってしまってます。。。

やつれた小龍女

私も、この作品、昔レンタルビデオで観ました。

私、半分以上ストーリーを忘れてました。
ラストは「春琴抄」男女逆バージョンな感じですね。
女性が傷ついた顔を気にするのはまだわかりますが
男がそこまでこだわるところに、ちょっと違和感ありですよね。
まあ、「顔が命」のレスリー様ですから・・・

シンリンの小龍女、見ましたよー。
んー、なんと申しましょうかー。
薄倖なイメージのところだけは「合格」かもしれませんが
なんてったって初々しさ皆無・・・
生活に疲れた年増のお姉さん・・・とでもいいましょうか・・・
デヴューしたての頃に演っていればよかったかも。
イーフェイちゃん版を見てしまった後だったのでよけいに
つらかったなあ。

>中龍女さんへ

中龍女さんもごらんになっていたのですか!
意外と皆さん、ご存じなんですねー。
さすがレスリー主演の映画っって感じです。

>「春琴抄」男女逆バージョン

ええっ?「春琴抄」ってそんな結末なんですか?
そういえば谷崎潤一郎って、なんとなく耽美なマゾイメージの先入観だけで 、
今までちゃんと読んだこと無かったです。
ちょっと読んでみようかしら、「春琴抄」。
(ああ、こうやって課題図書がどんどん増えちゃう~~)

>シンリンの小龍女

そうですねえ、初々しさというか、小龍女の天然っぽさはないですよね~。
かなりシャープな世慣れた年上のお姉さまって感じです。
まあ、私的にはそもそも楊過がリッチー・レンというのもいかがなものか?
という印象ですが・・・(苦笑)

ともあれ、イーフェイちゃん版、やはりインパクトありますよね~。
私の中ではすでに「イーフェイ×シャオミン」がデフォルト化しちゃってます(^^;
プロフィール

まや

Author:まや
読書、映画&ドラマ鑑賞、旅行、お絵描きが趣味。
ジャンルとしては歴史、文学、美術が好き。
今までヨーロッパが興味の対象だったのが、最近はユーラシア大陸を東進して中国に興味津々です。

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