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2008-03-04

台湾幇会 (その7・放天燈)

「ビデオを預けるので、
ランタンを飛ばすとこを撮影してくるように!!」



「ええっつー!!そんなーー!!
私ビデオ撮影した事ないんですけどーーー!!」
「大丈夫!!使い方は教えるから!」
「ひえ~~。全然撮れてなくても許して下さいね~~。」

かくして重大な任務を私に残して、
八雲幇主は、帰国の途についたのであった・・・。


さて、先生方との待ち合わせは台北駅に2時45分。
その待ち合わせまでの時間、阿吉さんとお土産物を買いにホテル近辺を慌ただしく巡る。
パイナップルケーキやお茶を適当に買い込み、ホテルの窓から見えていたお寺にお参りし、
少々帰りが遅くなっても大丈夫なように簡単に荷づくりも済ませ、
いざ出発。

まだ少し時間があるので、駅までは歩いていくことにして、
途中、ずっと気になっていた紅楼の中を覗きに行く。
中には少しだけれど京劇のグッズを扱うお店があったので、
京劇ファンの阿吉さんはここで京劇のキャラクターのペーパークラフトを数枚購入。
奥のほうは残念ながら改修中の様子で、見ることはできず。

紅楼

さあ、急いで駅に向かう、・・・つもりだったのだけど、

私が地図を見誤って記憶していたせいで、
別方向に歩いていたらしい。(爆)
しょうがないので、MRTで駅に向かうことにして引き戻していると、
小雨が降り出した。

「雨でもランタンは飛ばせるのかな・・・。」
ちょっと心配になってきた。

さて、先ほどから話題になっている「ランタンを飛ばすお祭り」、
昨夜Oさんからお聞きするまで、その存在さえも知らなかったのだけど、
後から調べたところによると、「放天燈」と言われる行事で、
お正月の締めくくり、旧暦1月15日の元宵節に行われるものらしい。

「天燈」とは、熱気球の原理で夜空に揚げられるランタンのことで、
台南県塩水鎮と台北県平渓郷の「放天燈」が特に有名とか。

当初は、台湾に移住してきた漢民族が、危険を知らせたり、
家族へ安否を知らせるサインとして用いられたようです。
由来は諸説あるものの、
「天燈」は空高く舞い上がることから、願いが天の神様に近づくと考えられ、
いつの頃からか、祈りの言葉を書き込むようになったそうです。
だから「天燈」は別名「平安燈」とか「祈福燈」とも言われるとか。

一部の集落の習慣として細々と続けられていた「放天燈」が、
近年、町おこしの一環として、大規模なイベントとして開催されるようになり、
今では毎年大勢の観光客が訪れるそうです。


何とか時間までに台北駅にたどり着いた私たちは
まずOさんと合流し、自動販売機で台北駅と瑞芳駅の往復切符を購入。
次に窓口まで行って瑞芳、菁桐の往復(周遊?)切符を購入。
このあたり、万事Oさんにお任せで、ただついて行ってただけの私達。
実はこの段階では自分達がどの方角に向かって行くのかさえ把握してませんでした。(汗)

切符を購入後、岡崎先生と合流し、
コンビニで非常食のお菓子や肉まんを購入して、乗り場に向かいます。

弾指神功 切符です。(帰りのですが・・・)

15:16の列車で台北駅から瑞芳駅まで向かいます。
所要時間は大体約45分。

窓の外を眺めると雨がどんどん強くなっています。
本当に大丈夫なのか!?

瑞芳に着くと今度は平渓線に乗り換えなければならないのですが、
ここで人混みに押されて岡崎先生、Oさんとは離ればなれに。
少々不安はあったものの、周囲には明らかに放天燈見物に向かうとおぼしき
白人観光客の一団もいたので、間違いはあるまいと勝手に確信して乗り込みます。
先生方は別の車両に乗っておられたのですが、車内は通勤ラッシュ並の混雑だったので、
移動は諦め、そのまま阿吉さんと車窓を楽しみつつ終点の菁桐駅まで4,50分の旅です。

電車は川沿いを登ってゆきます。
分かる人にしか分からない形容で申し訳ないですが、保津川沿いみたいな感じの路線です。
台湾人のハイキングコースなのかも。
きっと天気が良かったら、美しい風景を楽しめたのでしょうが、残念。

雨模様

終点の菁桐駅を出ると、食べ物屋の屋台があったりして、人であふれかえっています。
ふと線路の上で早速ランタンを飛ばそうとしている人を発見!
何しろ予備知識なしで来ているので、
「ここでどうやって飛ばすのか見とかなきゃ!!」
と、八雲さんのビデオと自分のカメラを向けつつ、凝視します。

飛ばし方

二人で紙の部分を広げながら持って、下の方に火をつけて、
(何を燃やしているの~?見えないよ~)

暖かい空気で風船のように膨らむのを待ちます。
(なるほど気球と同じだな!)

飛ばし方2

しばらくするとふわりと浮かびます!
(おお~~、ホントに飛んだよ~~!!)

私が飛ばし方を見ている間にOさんは私達が飛ばすためのランタンを2つ購入してこられました。

「さあ、願い事を書きましょう!!」

しかしこの雨の中、願い事を書くためのスペースも限られています。
作業所のような場所や、よく運動会なんかで見かけるテントの下で、
雨にぬれないよう気をつけながら、マジックで書き込みます!

ランタン製作

「世界平和」
「家内安全」
みたいな、ありきたりな言葉しか思いつかない私でしたが、
先生方は次々に書き込んでいかれます。

「日本での武侠の益々の発展を!」
「金庸先生のご長寿を!」
「古龍の本が出版されますように!」

おお、さすがです~~。
台湾の神様なら、この願い聞き届けてくれるかも・・・。

「張國栄永遠に!」
「黄暁明の益々の活躍を!」(←注、書いたのは私じゃありません、残念ながら・・)
「高虎加油!」 「高虎工作順利!」

なんて思い思いに書き記し、早速先ほど下見したようにランタンを飛ばすべく、
本会場らしい学校のグラウンドの方に行ってみたものの、
ここからは飛ばしちゃダメと言われてしまい、
結局さっき見かけた人たちのように線路で飛ばすことになりました。

紙の風船部分が破れないよう気をつけながら、すこーーーしずつ広げ、
土台となるワイヤー部分に油をしみこませた紙を取り付け、
(この作業、使い捨てビニール手袋でも用意しておかないと手が油でベトベトになります(泣))
ライターで点火。

風船の部分が燃えないように注意しつつ2名が吊し持って、
他の2名はランタンがそれ以上濡れない ように傘を差しかけて、
じっと膨らむのを待つこと、約3分!

「おお、浮かんできましたよ~~!!!」

支えていた手を離すと、
よたよたしながらではありますが天に向かって浮上して行きます。

飛ぶ

「いやー、良かった、飛んだよー、よかったー!」なんて喜んだのもつかの間、
途中民家にぶつかりそうになったので慌てて引き戻し、
(危うく放火犯になるところでした・・・。)
方向転換させて、もう一度空に放たなければならなかったりしました。

実際、途中で木に引っ掛かって燃えているランタンとかもあったし、
日本じゃこんなお祭り、絶対消防署が許可しないだろうなあ・・・。


2つ目を膨らませている時は電車が来たので慌てて線路から逃げだしたり、
いろいろアクシデントはあったものの、
天高く昇ってゆくランタンを見ると、そんな苦労は吹き飛びます!

こうしてみんなの願いを込めた2つのランタンは、
台湾の空へと飛び立って行ったのでした!!

空へ2


「完!」(←間違い)

まだもう少し続きます・・・
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comment

管理者にだけメッセージを送る

大活躍!

「放天燈」ってこんなお祭りなんですね!
(今頃知った…)

ビデオカメラマンとして、まやさん大活躍でしたよね!

>手が油でベトベトになります
手だけじゃなくて、コートも傘も油まみれになってしまって…
凄い頑張ってらっしゃったんですよ~八雲さん!

>「高虎加油!」
「高虎工作順利」とか書いたような…(照)

新鮮

いろんな風習があって、面白いですね。
ピンク色がなんともかわいらしくて、晴れた空なら一段と映えたことでしょう。
お願い事もよく聞き届けてもらえそう。

いくつも初体験があって、ほんとに楽しそうです。

レポート、お疲れ様でした!

保津川沿いですか~分かりました!

「金庸先生の長寿と、今度こそ上洛!」を願って、念を飛ばしてみます!

「多情剣客無情剣」の下巻が、出版されればいいのに~♪
台湾の神様だから、古龍は出版されるといいですね!

>阿吉さんへ

>「放天燈」ってこんなお祭りなんですね!
私も帰国してから調べて、初めて全容を知りました・・・v-356

しかし雨だったのは本当に残念でしたよねー。
ちなみにコートはクリーニングに出して何とかシミは取れましたが、
傘は台湾でサヨナラしました。(泣)

>「高虎工作順利」とか書いたような…
早速修正します!!

>すー・すーすさんへ

>晴れた空なら一段と映えたことでしょう。
天気ももちろんなんですが、暗くなった夜空に、
ランタンを飛ばすことができたら、もっときれいだったはずなんですよ~。
電車の時間の都合で、夕方に飛ばすことしかできなかったのが残念です。

>いくつも初体験があって、ほんとに楽しそうです。
はい!
台湾自体、初めての訪問だったのですが、
時期が良かったようで、ラッキーでした!

>たくいたさんへ

保津川沿いが分かってくれる人がいて良かった!!(笑)

>「金庸先生の長寿と、今度こそ上洛!」
私も再度念を飛ばします!

>台湾の神様だから、古龍は出版されるといいですね!
そうなんです!
台湾の神様なら、台湾人の古龍の事なら聞き届けてくれるかと・・・。

元宵節

撮影ご苦労様でした。
まさか雨になるとは思いませんでしたので、気軽にビデオをお願いしたのですが迂闊でした。申し訳ないm(__)m

しかし、見れば見るほど日本ではできないお祭りですね(^^;
貴重な体験をされてうらやましいです。あと雨でなければもっとよかったのに…。
21日の元宵節当日の様子↓
http://jp.youtube.com/watch?v=H7gqbmUPZgM&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=8hqIrvQUZN0

>たくいたさん
多情剣客の下巻は出てますけど、なぜか品切れなだけです(^^;
まあそのへんは追々なんとかなるかも…(謎

黄暁明

黄暁明の「新上海灘」が7月からテレビ東京で放送するらしいですね。
放天燈のおかげでしょうかw

>八雲さんへ

雨だったのは残念でしたが、
得難い体験ができて本当にラッキーでした。
カメラ、普段から使い慣れていたら良かったんですが・・・、
使えそうな映像ありました??(心配・・・)

>21日の元宵節当日の様子

わーー、すごく綺麗ですねえ!
いつか、もう一度夜にランタン飛ばしに行きたいです。

>黄暁明の「新上海灘」

これまた嬉しいお知らせ有り難うございます!!
実は昨日、金迷の部屋のよしのさんが京都に来ておられたので、
「テレビ東京が買ったらしいけど、本当に放映するのかなーーー」と
話していたところでした!!
テレビ東京と言うことは、関西はテレビ大阪で放映してくれるかな~♪

早速、放天燈の効果ですね!
この分だと古龍の本が出版される日も近いかも~♪♪
プロフィール

まや

Author:まや
読書、映画&ドラマ鑑賞、旅行、お絵描きが趣味。
ジャンルとしては歴史、文学、美術が好き。
今までヨーロッパが興味の対象だったのが、最近はユーラシア大陸を東進して中国に興味津々です。

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