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2008-02-13

英雄 ~HERO~

先日テレビでやっていたので、つい見てしまった。
そういえばこの映画が、私の初武侠体験かも・・・。

英雄 ~HERO~ スペシャルエディション英雄 ~HERO~ スペシャルエディション
(2004/01/23)
ジェット・リー、トニー・レオン 他

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実は日本公開時、タダ券を貰ったので見に行った。

今から思うと赤面ものだが、その時は、
チャン・イーモウ=『紅夢』の監督か・・・、結構好きかも。
ジェット・リー=あれー、この人『少林寺』に出てたリー・リンチェイちゃうん?
マギー・チャン、チャン・ツィイー=雑誌で見たこと有るなあ・・・。
程度の知識しかなく、

まあ衣装はワダエミだし、
「ストーリーははずしても、映像の美しさは楽しめそうだ!」
と、喜んで見に行った。


あらすじは・・・

戦国時代末期。秦王(後の始皇帝、チェン・ダオミン)を狙っていた
趙国の刺客を倒した無名(ジェット・リー)という男が、
その功績から特別に秦王に謁見を許される。
秦王に促され、無名は、槍の使い手、長空(ドニー・イェン)、
恋人同士でもある剣士、残剣(トニー・レオン)と飛雪(マギー・チャン)の
3名を殺した経緯を語りはじめる。

無名は、張空を激闘の末打ち破った事、
残剣と飛雪が実は諍いを起こしており、
その痴情のもつれを利用して2人を倒した事を秦王に語るが、
話を聞き終えた秦王は、それを否定。
無名自身が自分を殺すためにやってきた刺客であろうと看破するが・・・。


といった感じで、秦王宮で対峙する無名と秦王を基点として、
無名の話→それを覆す秦王の想像→無名の語る真実・・・
と、時間も空間も異なる話が虚実入り混じって展開するので、
かなりストーリーが入り組んでいる。
この辺りは好みの分かれる所かと思うが、
私は結構好き。

正直、映画館で最初見たときは
「えええーーっ、何でそう簡単に人が飛ぶのかね?」
「いくらなんでもあの矢を防ぐのは無理でしょ・・・。」
「やり過ぎだって、やりすぎ・・・。」
と、まあかなり違和感を持った。

でも、「どうやらこれは中華風ファンタジーらしい・・・。」
と、いつの間にやら勝手に納得し、美しい画面に引き込まれていた。

そう、この映画は、些細な事など気にならなくなるほど、
何よりも色の使い方が本当に素晴らしかったのだ。

先述のようにストーリーは入り組んでいて分かり難い!!
しかしその分かり難いストーリーを理解しやすくするためにも
色彩が重要な役割を担っている。


基点となる秦王宮の場面は黒。
漆黒の中に灯りの炎が、
無名と秦王の心の揺らぎを表すかのように効果的に使われる。

水墨画のような色彩の、
無名と長空の雨の中のアクションシーンはさすがの緊張感!
雨や琴の音の使い方もあざといけど上手い。

残剣と飛雪の愛憎の物語は紅。
マギー・チャンとトニー・レオンはさすがの貫禄!
特にマギー・チャンは色彩ごとのキャラクターがかなり違うのだが、
全編を通して上手く演じ分けていたと思う。
雑誌などで彼女を見た時に、美人と思った事は一度も無かったのだけど(失礼!)
この映画でファンになってしまった。

チャン・ツィイーとの戦いの場面では、
舞い落ちる落ち葉が黄色から赤に変化していくシーンの映像が
本当に綺麗で私はお気に入り。
hero

冷静沈着な秦王の推測する物語は青。
自分の命を狙った刺客ながら、残剣と飛雪を好意的に語る。
(結構ロマンチストなのね、秦王ってば・・・。)
そして九寨溝で撮影された残剣と旨無名の湖上での対決は圧倒的な美しさである。

無名の語る真実の物語は白。

残剣が無名に、秦王を殺すべきではないと、
「天下」という文字を贈る茫漠とした荒野は印象的。

そしてこの白い物語の中に緑のシーンも組み込まれる。
無名に秦王の暗殺を思いとどまらせようとする残剣が語る、
飛雪と共に秦王暗殺に赴いた際の回想シーンだ。
チェン・ダオミンの重厚な雰囲気が、王としての器を感じさせ、
残剣に暗殺を思いとどまらせたという設定を納得させる。

再び漆黒の秦王宮。
無名も秦王と語り合ううちに、残剣と同じく
「天下」のため、秦王を暗殺すべきではないという結論に至る。

そして飛雪と残剣の最後のシーンも白。

個人的にはこのシーンには如月は不要だったと思う。
私があまりチャン・ツィイーを好きじゃ無いせいもあるけど、
緊張感がそがれたような気がする。
まあ、当時監督のお気に入りだったので、仕方ないのか・・・。


あれっつ?
ここまで書いて今更だけど、
どうも私のこの映画の評価って結構高かったみたい。(爆)

最初見た時には、そこまで高評価ではなかったような気がするんだけど、
二度三度見るうちに構成の上手さが分かってきたから
現時点の評価は高くなっているのかな~。

ストーリー構成の好き嫌いは別として、
とにかく映像に関しては、見て損は無い映画だと思います。
機会がありましたら是非! !
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comment

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私も~

映画館に見に行った当時、
私も「武侠」って言葉は知らなかったです。
同じく映像(色彩)の美しさに感動しました。
「中国の時代劇って、髪の毛結わないんだなぁ~」
と、思った事を覚えております(爆)

この映画、2度は見ないとストーリーがわかりにくいですよね。
2度めに見た時は
長空との雨の中のアクションシーンに入れあげました。
「好き」に一票!

チェン・ダオミン、
この間の「春節聯歓晩会」にも出てました♪

おなじく

私もこういう武侠世界のアクションを初体験したのってこの映画だった気がします。
今となってはすっかり「当たり前」の世界になっちゃってますが…(笑)

ストーリー構成は、私はやっぱりあまり好きではなかったです(^^;
別のところにも書いたんですが、
せっかくこういうど派手な人外アクションの描写があったとしても、
その内容が「第三者による語り」であって、嘘か本当かわからない…という筋立てのせいで、
逆にそれじゃそのアクションの場面だって結局本当にあったことじゃないのか、と
萎えてしまったんですよね。
あと一番最後に、結局暗殺者を処刑したというのはまあいいんですけど、
それを秦王がねんごろに弔った…みたいな終わり方になったのは
ちょっと無理がある気がしました(^^;
(普通はさらしものになるんじゃないか、と)

ただ、やっぱり色彩や映像美、アクションという点では突出してましたね。
たぶんいま自分で観返したとしても、色褪せては見えないんじゃないかと思えます。

いってらっしゃい!

台湾でのお土産話楽しみにしています!
「どぅい門の小部屋」でも、台湾旅行記のトピ作って待ってるよ!

>阿吉さんへ

最初はチェン・カイコーの『始皇帝暗殺』みたいに、
刺客、荊軻の話を下敷きにした歴史色の濃い映画だと思ってたんですよね~。
で、いきなり長空との雨の中のアクションシーン!
あ、こりゃ歴史モンじゃないのね、と・・・。(笑)

初めてみた時は正直、面食らったんですが、
その後テレビで放映される度、見てしまうのは、
矢張りどこか惹かれるものがあったからなんでしょうね。

>チェン・ダオミン、 この間の「春節聯歓晩会」にも出てました♪

おお、そうなのですか??
「春節聯歓晩会」って本当に色んな方が参加されているのですね!
私、陳道明は『康熙王朝 』ですっかりファンになってしまいました~。v-345

こちらもどうぞ

ほかの出演者も好きですが、誰より甄子丹目当てで見たこの映画。
ほんとに色がとても効果的に使われたいました。さすがワダミエさん。
無名と長空のアクションシーンはやはりお気に入りです。
闘わずして闘っている、緊迫感と迫力のある場面です。

本編ももちろんですが、メイキングのほうも結構興味深いですよ。
ご覧になったことありますか?
出演者の意外な一面が見えたりして、こちらもなかなか楽しめます。
私は輸入版のほうしか見ていませんので、日本語版の編集はどうなっているのかわかりませんが、もしまだご覧になっていらっしゃらなければ、一度どうぞ。

>Manboさんへ

>今となってはすっかり「当たり前」の世界になっちゃってますが…(笑)

そうですね、
私も今じゃすっかり「当たり前」になっちゃいました。(笑)

>結局本当にあったことじゃないのか、と萎えてしまったんですよね。

なるほど、私は多分Manboさんとは逆の見方だったんですね!
武侠に限らず、アクション物はほとんど見なかった私にとっては、
嘘か本当かわからない…という筋立てのせいで見慣れない「人外アクション」も、
割とすんなり受け入れられたと思うんですよ。

特に九寨溝のシーンなんかは、想像の世界で剣を交えたと前置きされているから、
「ああ、イメージの中の出来事なんだ、綺麗~」
と安心して見てられたられた訳で、
これが本当の事だと言われると、当時の私ならかえって白けちゃったかも知れません。

勿論、今ならちょっとやそっとの「人外アクション」じゃあ、ひきませんよ!(笑)

>ちょっと無理がある気がしました(^^;

確かに!
でもあの作品中の秦王はかなりのロマンティストですから~(^^;

>どぅい大姐へ

いってきまーす!!

写真、いっぱい撮ってきますね。
そして武侠CDや、DVD漁ってきまーす!!v-91

>すー・すーすさんへ

甄子丹、良いですよね~!
無名と長空の雨の中のアクションシーンはさすがの緊張感!

実は公開時、甄子丹の名前も聞いた事無い私だったんですが、(すみません)v-356
「うわー、きっとこの人有名な俳優さんなんだろうなーーー。」
と確信するほどでした。

>本編ももちろんですが、メイキングのほうも結構興味深いですよ。

そうなんですか!?
残念ながらメイキングは未見です。
今度レンタルでもあるのかチェックしてみます!
・・・無理かな・・・。

いよいよ

いよいよ台湾幇会ですね!
どうぞお気をつけて、よい旅を!
幇会報告楽しみにしています!

私にとっての武侠ファーストインパクトは
「グリーン・デスティニー」ですが、
「英雄」、これは珍しく映画館へ見に行きましたね~。
ハッピーエンドじゃなかったので
少々へこんだんですが、とても綺麗な映像で、特に
落ち葉のシーン、私もお気に入りです。

私的には時点が戻ったり、進んだり、分岐する話より、
最初からジェットコースター状態で
一気に駆け抜けるストーリー展開が好みなので
話の内容はんん~、だったのですが
キャストは最高でした。今から思うと
ものすごく豪華な顔ぶれですよね~。

まやさんのレビュー読んで、
また観たくなってきました。あと外伝(メイキング)も
観てみようかな…。

No title

台湾幇会、楽しんできてくださいね!
お土産話、楽しみにしてま~す。
掘り出し物のDVDとかVCDがあるといいですね~。

>ふたばさんへ

レス遅くなって済みません。
台湾楽しんできました~~!!

やはりふたばさんはハッピーエンド、
かつ、スピーディーな展開がお好みなのですね!
私も基本はハッピーエンド好きなのですが、
作り込んだややこしい話も結構好きなのですよ。

それにしてもキャストは本当に豪華ですよね~。
当時はその事に全く気付かないほど
アジア映画には無知だったんですが・・・(汗)

>しうぐーさんへ

ただいま~!!!
レス遅れてすみません。
台湾楽しかったです~~。

掘り出し物というわけではないですが、
暁明主演ののDVDゲットしてきました!v-221
プロフィール

まや

Author:まや
読書、映画&ドラマ鑑賞、旅行、お絵描きが趣味。
ジャンルとしては歴史、文学、美術が好き。
今までヨーロッパが興味の対象だったのが、最近はユーラシア大陸を東進して中国に興味津々です。

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